こんばんは。紅茶ホビットです。
約半年ぶりに髪の毛を切ってきました。
頭が軽いです。
顔の長さが強調されました。
自分の顔ってこんなに長かったんだと思うと、ロン毛のままでもよかったかもと思う今日この頃です。
いつも美容師さんが髪が伸びた時のことまで考えて、長さやボリューム調整してくれてるのは実感しているのでまったくもって信頼してるんで全然問題じゃないですけどね。
本題についてですが、皆さんミルクティーはお好きですか?
「牛乳とお砂糖はたっぷり入れたい」
「煮込んだロイヤルミルクティー最高」
というようなお声が聞こえてきます。
僕も今でこそシングルエステート、ストレートティーでしか飲まなくなってしまいましたが、ほんっと紅茶を飲み始めたころはミルクティーがめちゃめちゃ好きでした。
特にコカ・コーラ社がはじめのころ出していた紅茶花伝の、あれは250ml缶だったでしょうかね、激甘でほぼ牛乳の味のほうが強いのを飲んでました。
ミルクティーが好きな方で茶葉と牛乳にこだわりを持って作られる方も多いかと思います。
普段ミルクティーを飲まないので疑問に思っていたのですが、皆さんミルクティーを飲むときも高品質の茶葉にいい牛乳を入れて飲むのでしょうか。
イギリスではもともと紅茶はミルクティーで飲むのが当然と言ってしまっていいと思うのですが、水について記事を載せたときに触れましたが、イギリスは水が硬質という条件で紅茶を淹れると黒くなるところが大きいです。
この水色に牛乳を注ぐことでミルクティーのキャラメルのようなきれいな色が出来上がるんですよね。
かつ、味も濃厚なので、お砂糖を先に入れてから甘くするのが前提です。
当然おいしい紅茶の葉っぱを使う、かというとそうでもなく、ブレンドされた濃厚に味わいがでる紅茶が使われるんです。
日本のようなシングルオリジンの紅茶でミルクティーを淹れるわけではないんです。
使われる牛乳も日本で低温殺菌牛乳をすごく押しているし、実際にヨーロッパでは低温殺菌牛乳が主流です。
そう、ヨーロッパはもともと低温殺菌牛乳が主流なんです。大事なんで2回言いますね。
低温殺菌牛乳が紅茶の風味を損なわない、牛乳臭くなりにくいという理由で日本では高価なそれが推奨されていますが、基本的には後付けの理由ですね。
別に日本の主流である高温殺菌牛乳で淹れても何ら問題はなく、むしろ濃厚なミルクティーがお好きな方ならこちらを使ったほうが牛乳のコクが出る分より濃厚に仕上がります。
僕の個人的な意見として、日本でこれだけ超高品質の紅茶がそろって、最高の軟水が水道をひねれば出てくる環境が整っている状況で、ミルクティーにして飲む必要性はほとんどないというのが正直なところです。
紅茶が持っている本来の最上級の味わいが、こんなにも手軽に味わえるのにそれをしないのはもったいないなーと感じています。
以前の記事でも述べましたが、日本人は紅茶やワインなどの渋味にはそこまで慣れ親しんでいるとはいいがたいのだと思います。
僕も前述したとおり、最初はミルクティー最高と思っていましたし、何年も紅茶を飲み続けた結果がストレートティーを楽しむ飲み方にたどり着いたわけです。
言ってしまえば各産地の最高級の部類のお茶を飲むのであれば、断然ストレートティーで飲むのが最高においしいんです。
例を挙げると、皆さんのイメージではセイロンのウヴァはミルクティーのために作られていると思っている方も少なくないと思います。
しかし、生産者様としては精魂込めてストレートティーを最高に味わうために生産しているというのが事実です。
このギャップを知ったら生産者様はショックですね。
もともと紅茶は嗜好品なので、自分の好みの飲み方をして楽しめればよいとは思いますが、別の角度、生産者側や販売者側、喫茶でのサーブする側など立場が変わったところから見てみると、全然違う目的が見えてきます。
僕自身も僕なりの偏見を持っているので、色眼鏡をつけることなく、本質と現実的な現状とをいろんな角度で考察し続けたいなと考えています。
本質はこうなんだなと考えてみても、それをどうしたいかは自分の好みの中に既存しているんだなとは感じています。
正解がないことって考えるとホント深いですよね。
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