【銀とアヘンの欲がうずめく】紅茶を得るために出した対価が中国の存亡を脅かす事態に

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

連休だったんですけど、今日は2日目でデジタルデトックスしてみました。

一日中パソコンとiPhoneを開かない生活してみたら、めちゃくちゃ寝てました。

洗濯して、アイロンかけて、棚の整頓して、アクセサリー洗浄してと細々と普段してないことまでして、眠くなったらベットで横になってってのを2ループくらいしてました。

疲れてたんですかね。

イギリスが紅茶を必要として中国から大量に購入を始めていましたが、逆に中国はイギリスから必要としているものがあったかというと、別にあったわけではないんですね。

中国は綿の布や糸が欲しかったのに対し、イギリスはそれに応えられていれば物々交換という形が取れたのでしょうが、そうはいかなかったんですね。

インドがイギリスの植民地だったこともあり、そこで綿を調達して中国に売ることができなくもなかったですが、それでも支払いは銀が大半で大量に中国へ流入していったんです。

中国としてはウハウハでしょうけど、イギリスとしてはなんとか銀を押さえたいですよね。

そこでイギリスはインドで栽培されていたアヘンを中国へ売ることにしたんですね。

これが中国に悲劇を生むことになり、アヘンが中国全土へ広がっていったんです。

中国はアヘンの購入で銀は流出していくし、国民は廃人にされるしで国の存亡に脅威を感じた時の皇帝はイギリスへアヘンの持ち込み禁止を下したんですね。

イギリスもこれに対して不満たらたらで、イギリス政府は1840年に広州へ攻撃を開始したんです。

これがアヘン戦争勃発の時です。

ハッキリ言ってこれ完全にイギリスのわがままですよね。

勝てば官軍負ければ賊軍の典型的パターンですよ。

結果1842年に南京条約締結で終戦をむかえ、中国はアヘン塗れにされた挙句香港はイギリスの植民地、その他港町を開港させられ自由貿易化も始めさせられたんです。

中国は良薬を売っていたはずなのに、イギリスは麻薬を売っていたという何とも悲しい歴史です。

欲を出してもろくなことにはならないんですけどね。

今こうやって美味しいお茶を飲みながら歴史をたどるのも、お茶の味わいが何とも奥深いものになっていく気がします。

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