【紅茶の濃さは自分で調整】ホットウォータージャグとミルクピッチャーの役割

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

久しぶりに雨も降って、空気が洗われたような気分です。

花粉症の方は少し落ち着いて幾分か楽になるのでしょうか。

僕も時たま花粉症らしき症状が出てきて、発症にびくつきながらこの季節を乗り切っています。

ライフスタイルと食生活は乱すことなく行きたいですね。

昨日ポットの茶葉は入れっぱなしかそれともセカンドポットに移し替えるかという話をしました。

その際ブリティッシュスタイルとフレンチスタイルについて簡単に説明したのですが、ブリティッシュスタイルの茶葉入れっぱなしの場合、濃いままで飲むのかというとそうでもないので、その点について触れてみようと思います。

そもそもですが、紅茶を淹れる大前提として大人数でたくさんの紅茶を飲むのが文化の根底にあるので、大きなポットで大量の紅茶を作る分、茶葉を入れっぱなしにしておくと濃くなることは承知の上なんですよね。

そこでお茶を飲むときに用意されているのが、

「ホットウォータージャグ」

「ミルクピッチャー」

の二つなんですね。

ホットウォータージャグはお湯を入れておいて、濃くなった紅茶をカップに注ぎ、ストレートで飲みたいときには差し湯としてカップに注いで濃さを調整するために用意されてるんです。

「濃くなったから差し湯するって紅茶薄くなるじゃん」

て思いましたか?

そうです、自分の好みの濃さに調整するためにお湯を用意しているので、それでいいんです。

大抵日本で見る紅茶の淹れ方は、根本的にはブリティッシュスタイルを採用しているのに、最終的にセカンドポットに移し替えて濃くならないようにする中途半端フレンチスタイルが加わっているんですよね。

それなので、もともと存在しているホットウォータージャグが出てくると、

「なにこれ?」

ということになってしまうんですよね。

だから茶葉は入れっぱなしか移し替えるかなんて論争が起こってくるんですね。

根本を知れば自ずと解決することで、起源をめぐるってそれを知ることは本当に大事ですね。

ミルクピッチャーも日本の喫茶店で出てくるちまっとした、ちょっとしか入っていないようなものではなく、200~300mlくらい入るピッチャーで用意してあります。

「ミルクティーってどうやって入れるの?」

という疑問を持たれている方も少なくないですが、大概濃くなっちゃった紅茶に好きな量牛乳入れるだけという、知ったらこんなもんでいいんだと思うかもしれませんね。

マナーやルールを重んじるのは大変結構なことですが、紅茶の格式高い固定概念が先行しすぎて、日常で紅茶は飲まれているんだよということを想像する隙がないですよね。

こんな風に

「濃くなったら差し湯する」

「牛乳も好きなだけ入れる」

なんて書くと「そんなマナー違反はいけません」なんてお叱りを受けたりしたことはありませんけどね。

こういうこともあるんだという知らなかったことを知ることで、自分はこういう飲み方がしたいという自分の基礎を作ればいいんじゃないですかね。

知らなかったことに対して、調べもしないで「それは違う」と拒絶するのはナンセンスだと感じます。

僕もそういった意味ではいろんな知らないことを受け入れる許容が狭くなってきているので、自分に対しての戒めでもありますね。

懐深くありたいものです。

改めて温故知新の精神をもって紅茶を見据えていきたいですね。

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