【フェアトレードは生産者を助ける?】労働環境の改善をし労働者が生活しやすくなるって本当?

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

梅雨真っ盛りですね。

まんまと洗濯物がしっとりしています。

今一番欲しいものは乾燥器です。

あー、とうとう洗濯物が乾かなくなってきた。

湿った洗濯物はカビが生える危険があるから、早く乾かしたい。

僕が初めてフェアトレードの言葉を聞いたのは10年位前でしょうか。

国際フェアトレードラベル機構なる機関が認証しているフェアトレード全般に関わる基準を設定・認証しています。

して、フェアトレードとは何ぞやというところなんですが、世界で貿易するにあたり生産者って立場的に不利な状況にいるので、より公平かつ公正な取引条件が整うように目指しているということなんですね。

先日紅茶はどのように輸出されているのか、というところで生産者からオークションに行ってディーラーとバイヤーが商品売買できるよう日本の専門店様が金額提示して買うという話をしました。

商品が物流するときは、中間業者がたくさん入れば入るほど購入価格は上がっていくのがセオリーですよね。

なので中間業者にもお金がどんどん落ちていって、最終的に残った金額で生産者たちは自分たちの生活や農場の整備、工場の機械整備、農園内などのインフラ整備などあらゆることを賄っていかなければなりません。

だからこそ商品取引の最低価格を設定したり、売買される商品を厳密に監査したり、生産者の生活の安定や品質の向上を配慮するように促すんです。

そういった保証を受けるのですから、生産者側は自分たちの発展計画のモニタリングや、プレミアムといわれる奨励金でどんなことに使ったかや、環境改善や保全のための活動内容の記録などをしていくんですね。

それぞれの立場の人たちが適正な条件で取引できる環境を作り上げましょうというのがフェアトレードの大義名分なんですね。

これが本当に機能しているのであればいいんですが、正直僕を含めて消費者がフェアトレードが正確に機能している生産地でとれたものかどうかを判断するのはできないですよね。

実際フェアトレードが認証されている場所でとれたお茶には認証マークもついているようですが、僕たちが商品を購入した金額がフェアトレード内の金額に加算されるわけでもないので、直接的なフェアトレードに貢献しているわけではないですしね。

フェアトレードとして資金が生産地へ入っていたとしても本当に生産者の生活環境が改善されるような使い方をしているかを知ろうとしている人がどのくらいいるのかもわかりません。

フェアトレード自体が遠く離れた場所では不透明な制度にしか感じられないのが僕の率直な感想です。

数年前のダージリンのボイコット運動などを見ても社会環境の改善自体が難しいように思えてなりません。

こういうそんなことやっていたんだということを見るたびに、物事は本当に表面的なものしか情報はないんだなとつくづく実感します。

なかなかWINWINの関係を築くのは大変ですね。

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