こんばんは。紅茶ホビットです。
最近雨続きですが、洗濯物が生乾きです。
傘もさしたりささなかったりと天気も不安定ですね。
梅雨らしい天気になってきましたが、近所の紫陽花が小さな蕾をつけていました。
もうすぐ雨の雫をたわわに実らせ美しく咲き乱れる時期が来ますね。
色とりどりの紫陽花は気分を豊かにしてくれますね。
ダージリンのファーストフラッシュも各社様から次々と発売されていますが、旬のお茶を楽しんでいると幸せな気分で満たされていきますね。
今も言われているのか知りませんが、一昔前、ダージリンの春摘を淹れる時は一冷まししたお湯を使うのが流行っていたような気がします。
このお湯の温度にも気を遣うのは淹れ方も進化しているんだなと感心しますが、僕個人的にはこれは完全に好みの問題なのかと思います。
原理としてはお湯の温度が気持ち下がることで渋み成分の抽出が抑えられて味が穏やかになるということらしいです。
なので渋いのが嫌という方は一つの手法なのかと思います。
僕の見解はというと、渋みもお茶の旨味を構成する成分の一つだと考えてるので、春摘ダージリンの渋みを抑えてしまうこの淹れ方は、茶葉の個性を殺してしまうのでもったいないと思います。
というか、この渋みは春摘ダージリンの醍醐味ですよね。
例えていうならさび抜きの極上寿司を食べるようなところですね。
旨味の中にある刺激がさらにその旨味を引き立て、まさに昇天する心地を味合わせてくれる重要なものです。
なので紅茶にとって渋みってなくてはならない存在です。
渋みだけに味覚がフォーカスしてしまうのであれば、それは抽出時間が短いか長すぎてるか、もしくは茶葉本来の個性のどちらかの問題だと思います。
改善の余地があるのは前者の方で、茶葉3g熱湯300mlでお茶を淹れるのであれば、抽出時間が短すぎる、例えば3分くらいで渋いと感じるようであれば、倍の6分は蒸らして様子を見るといいです。
お茶の成分は渋みが先に抽出されて甘味や旨味は後から抽出されるからです。
それ以上の蒸らし時間は今度は逆に甘味・旨味の味わいより渋みの成分が多く抽出されてしまうのか、また渋みが強く感じられるようになります。
時間が問題の場合はその茶葉ごとにバランスよく味わいが抽出された時点で、ポットを移し替えてそれ以上渋くならないようにした方がよいでしょうね。
それをやっても渋みが強いようであれば、その時は茶葉の個性がそういったものを持っている茶葉だということです。
春のお茶は特に寒さを乗り越えた後の旨味が凝縮された時期の旬のお茶なので、是非お茶に詰まった全成分を漏れなく抽出して、季節の恵みを享受したいですね。
皆さんも是非余すところなくお茶を味わい尽くしてくださいね。
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