紅茶も緑茶も烏龍茶も同じお茶の木から作られるってどういう意味?

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

疲労困憊は日々の更新に影響が出ますね。

つい仮眠をとるつもりが朝になっていて、外の明るさにびっくりしています。

夜も短くなってきて日中の明るい時間が伸びてきたのにも、春の訪れを実感しますね。

よく耳にするなと感じていたのですが、

「紅茶も緑茶も烏龍茶も同じお茶の木から作られるんです」

といわれていることです。

何のこと?思うんですが、お茶の木はツバキ科ツバキ属に属する学名カメリアシネンシスの多年生植物なんだという、大きなカテゴリーとして同じお茶の木から作られるということなんですね。

もともとの原産地というかおおもとの品種が発見されたのが、中国の中国種とインドのアッサム種で、この品種から昨今では品種改良が盛んにおこなわれ交配種もたくさん作られ、現在様々な紅茶に向いている品種や烏龍茶に適した茶葉、日本では緑茶の発展に繋がってきたんです。

一方で「同じお茶の木から紅茶、緑茶、烏龍茶が作れる」というのもできなくはないんですね。

それぞれお茶の製法があってその製法に沿ってお茶を作れば、特定の品種を紅茶、緑茶、烏龍茶へ仕上げることは可能です。

ただし、前述していますが、それぞれの品種が紅茶に向いている、緑茶が適切、烏龍茶がぴったりになるよう品種改良されて来ているので、製法を変えてお茶を作ったとして、果たしてそれがそれぞれにおいしく感じる仕上がりなるかは別なんですね。

それぞれの土や気候に合った茶樹がそれぞれの国で育っているので、紅茶が得意ならそれをより品種改良していくといった生産者の努力が、今のおいしい紅茶になっているんだなと実感しています。

また、日本国内でも国産の紅茶に非常に力を入れている生産者の方も少なくない状況で、昨今緑茶を作る品種から紅茶を作られている、もしくは品種改良して紅茶向けにしていることも珍しくなくなってきました。

インドやセイロンで作られる紅茶とはまた全然風味が違いますが、年々その味わいや香りの変化がわかり、おいしくなっていく様が生産者様の努力が詰まっていることを如実に感じることができます。

それぞれ紅茶の味のイメージ、緑茶、烏龍茶の味はこうという大まかなものがあるとは思うので、そこから派生する新しいものが、どのように受け入れられ整理されていくのかも面白いですね。

お茶の発展には生産者様の苦労と努力が詰まっていることに思いをはせつつ、毎日のお茶をいただきましょう。

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