こんばんは。紅茶ホビットです。
今日の雨は潤いの雨でしたね。
空気が乾燥してきていると風邪もひきやすいですから、防寒をして暖かく過ごしていきたいところです。
体調管理により一層注意したいところですね。
さて、紅茶の香りは茶葉自体の持つ香りと、着香されている香りがありますが、この境があやふやなことがあります。
紅茶を良く飲んでいる方でも、そこの区別をわかって飲んでいる人も多くはないのかなと感じることもあります。
今日は茶葉自体の自然な香りと着香した人工の香りについて考察してみようと思います。
茶葉の香りは人工にはない優しさ
専門店様でも茶葉の見本を用意してくれているところがほとんどですが、着香をしていない茶葉そのもの香りを見本から嗅いでみても、なかなかわからないことの方が多いです。
茶葉自体の香りはとても繊細で、自然の力が持つやさしさがふわっと香ります。
茶葉の香りは熱を加えることでよりくっきりと分かるので、実際にお湯を注いで香るのを実感したほうがその茶葉の香りは分かりやすいですよね。
茶葉の香りでその特徴が分かるようなものは茶葉のグレードは非常に高いものだと推測されます。
よほど茶葉のポテンシャルが高いか、嗅覚がすぐれている方が嗅ぎ分けるかじゃないと茶葉自体の繊細な、自然の持つ香りを感じるのは難しいですよね。
天然香料と人工香料
茶葉の持つ自然な香りに対し、香料を使って茶葉にフルーツやお花の香りを手作業で付けるのをセンテッドティーやフレーバードティーと区別しています。
天然のお花やドライフルーツを使って茶葉に着香するのをセンテッドティー、人工香料で科学的に作られた香りを着香するのをフレーバードティーとおもに区別しています。
この人の手によってかおりをつけられて物を茶葉の香りと思っている方も、なかなか少なくないのが現実です。
茶葉の持つ自然な香りで果実香や花香で例えられ、似たような香りで杏の香りやマスカットの香り、クチナシや石楠花といった、あくまでも比喩表現で使われています。
その香りが本当に強くフルーツの香りがしたり、花の香りがしたら、それは人工的に着香されたものです。
茶葉から嗅いでそれを一瞬でわかるようなものであれば、それは人工香料にほかなりません。
フレーバードティーの人工的な香りは、茶葉の自然の香りとは相いれないとこではあります。
人工物に慣れると茶葉自体の香りを感じ取ることもなかなか難しいのも事実ですね。
まとめ
紅茶の香りは繊細です。
生活の中に人工香料を使っているものがありすぎて、着香してないと紅茶も美味しく感じない人もいるようです。
茶葉だけに向き合った人だけが出会える、茶葉の中に潜む繊細で奥ゆかし豊かな香りは何物にも例えることができない素晴らしい香りです。
是非人工香料から離れて茶葉のポテンシャルの奥行を自分の嗅覚で感じ取ってみてくださいね。
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