【紅茶液の本質とは】料理の基本のだし汁に等しい

紅茶の知識

こんばんは。紅茶ホビットです。

Covid-19の新規感染者が異常に増えてますね。

東京と大阪で5000人越えのようですが、皆さんもう慣れ切っていますよね。

21日からは蔓延防止を引くようですが、どこまで規制するのかも発表を待ってからという状況ですね。

収束は一向に見えそうにないですね。

「紅茶を淹れるのは面倒くさい」「もっと楽したい」というのは紅茶を淹れることに必ず付きまとってしまうことで、これがどうしても避けて通れないのは何故なんでしょう。

ということを悶々と考えていたんですが、僕なりに一つの結論が出たので、今日はそれについて考えていこうと思います。

紅茶の液体は料理のだし汁

結論から言うと、紅茶の抽出液というのは料理で言うだし汁と同じだということです。

チャノキから葉を摘採して製茶の工程を経た茶葉は水分の抜けた乾燥した状態になります。

この乾燥した茶葉にはうまみ成分がギュウッと凝縮されています。

これを熱湯を注ぎ時間をかけて凝縮された旨味を抽出していくわけです。

この凝縮された旨味を抽出する過程というのが世間一般的に広められている紅茶の淹れ方なんですよね。

ではなぜこの熱湯を使ったり抽出時間が必要なのかというと、だし汁を出しの元となるカツオや、昆布、鶏がらやフォンドヴォーといった和洋中華様々な料理に使われる出汁を作るのと、原理が一緒だからです。

素材の持ち味を生かすための抽出方法

それぞれの性質に合わせて自ら抽出するものや、沸騰させたお湯を用意してさっと煮だしたり、自らじっくり火をかけてぐつぐつ何時間も煮込んだりと、それぞれの素材で出汁の抽出方法が違います。

それと同じように、紅茶には紅茶の抽出方法が熱湯を使って時間をかけて抽出するというのが、紅茶の旨味を引き出すための方法だったということです。

素材の性質というのは硬さだったり、匂いだったりで違うと思うのですが、成分によっても熱湯はダメだったり、冷水は使えなかったりするわけで、その素材の性質を見極めないと上手に抽出することができないんですよね。

それぞれに合ったメニューがある

アレンジティーをするときも茶葉の種類は何を使えばいいのか考えた時に、産地ごとにその味わいや香りを見極めてミルクティーやフルーツティーを作れば美味しく作れると思います。

鶏がらで肉じゃがを作る人はいないだろうし、フォンドヴォーでラーメンを作ることもしないでしょうから、その素材の方向性を知っておくこともアレンジの幅を広げることになると思います。

インスタントで出せない紅茶の香り

紅茶にしろ出汁にしろ今では顆粒のインスタントが様々出ていますが、ある程度の美味しさであれば全然問題なくインスタントで美味しくいただけます。

ストレートティーで楽しむ紅茶のインスタントがどうしても出せないものに、シングルオリジンの茶葉から入れた時の華やかな香りです。

あれだけは現在のところ鮮明に表現できるインスタントティーというものに出会ったことはありません。

香りのイメージが強い紅茶だからこそそれをインスタントでできたら、もう画期的な発明なのはまh氏がいないです。

まとめ

最近では出汁を自分でとる方もあまりいらっしゃらないでしょうから、なかなかこの出汁の例えが分かってもらえるかもちょっと疑問ですが、僕なりの個人的な見解です。

紅茶は茶葉に見合った抽出方法なくして美味しい紅茶が飲めないのは原理原則なんだということです。

だからこそ基本の紅茶の淹れ方は知っておいた方が紅茶の魅力を十分に味わうことができるんですよね。

是非皆さん茶葉からしっかり旨味を出す方法を考えていきましょう。

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