【紅茶は渋いor苦い?】味の表現はどっちが適切?

紅茶の知識

こんばんは。紅茶ホビットです。

休みの日に天気がいいと布団も干せてうれしいですね。

洗濯物もカラッと乾くのでありがたいものです。

高性能洗濯機も欲しいですが、先立つものが必要ですね。

さて、紅茶の味の表現てどう表したらいいか悩みますよね。

特に紅茶って苦いのか渋いのかで表現しずらい方もいると思います。

今日は紅茶の苦みと渋みについて考察してみようと思います。

味覚と感覚

苦味と渋みの根本的な違いというのは、味と刺激という差があります。

苦味は五原味(甘味、酸味、塩味、苦味、旨味)の一つとして、味の種類なんですよね。

紅茶で感じる苦いという点は、苦味成分のうちのカフェインがこれに相当します。

それに対し渋みは、渋み成分が口の中に入ることで、舌や口腔粘膜のタンパク質と結合し、そのたんぱく質が変質する際に感じる感覚の一つ(収斂作用)ということなんです。

紅茶のタンニンがこの収斂作用を引き起こし、渋いと感じる要因なんです。

僕も紅茶は渋いと表現していましたが、純粋に味の表現ではないんだなと再認識しましたね。

紅茶の苦みは感じにくい?

皆さん苦味を感じる方も少なくないと思いますが、渋いと表現するのが紅茶では一般的な表現になってますよね。

改めて渋いは味の表現ではないとすると、苦いが表現されるのが少ないのは何故でしょう。

個人的な見解では、紅茶の味わいとして現状の茶葉は苦味より滋味(旨味)や甘味の方が強く感じる種類が多くなってきているのが原因ではないでしょうか。

茶葉の種類によって苦く感じるものもあるでしょうが、近年の製茶状況を見る限りでは本当に滋味が顕著に強い茶葉が多く生産されているなと感じます。

カフェインが紅茶では苦味の要因の一つということでしたが、コーヒーやココアなどの嗜好品に比べ、苦み成分は大分少ないことを考えると、苦いと感じることも少なくなりそうですね。

紅茶は苦み成分よりも渋みのタンニン量の方が他の嗜好品よりも感じやすいため、収斂作用が強く出ることで苦いと感じるより渋いという感覚の方が強くなるのでしょうね。

まとめ

近年の製茶技術の高い紅茶では味わいが複雑で、渋みが感じにくく旨味や甘味が強く苦いと感じることは大分少ないのではないでしょうか。

紅茶は苦くて渋いというのは現状の紅茶にはあまり見受けられないんでしょうね。

日本では特に渋いのは苦手という意識が高い分、生産者様もそういう要望に沿うような製茶方法に取り組んでいらっしゃいますしね。

苦味と渋みの弱さが生産技術の向上を感じさせられる一員と感じますね。

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