こんばんは。紅茶ホビットです。
今日はおおむね天気が良かったですが、途中パラパラと雨の降る時間帯もありました。
毛布やカーペットをいったん片してしまおうとがっつり洗濯したら、出し入れすることになりました。
通り雨のようだったのですぐに干せてカラッと乾き、しっかり仕舞えてラッキーでした。
さて、今旬の紅茶が各専門店様で発売されていますが、皆さん紅茶の色は赤というイメージをお持ちではありませんか。
僕も紅茶は赤いから紅茶と思っていましたが、最近では紅茶は赤くなくなってきているように思います。
今日は紅茶の水色について考察してみようと思います。
クオリティーの向上とともに色は薄く
今の時期は旬のニルギリ紅茶とダージリン紅茶が専門店様の店頭を飾り始めているところでしょうが、得にこの産地の紅茶は茶葉がどんどん良くなっています。
茶葉の大きさや、新芽の量が僕たのちの想像している以上に変わり、見事な茶葉が作られています。
実際に湯を注ぐとポットの中で揺らめく茶葉から抽出される水色は、黄金とも言わんばかりに美しい水色へ変化していきます。
最近の高品質の春のニルギリやダージリンは、ゴールドトいっていいくらいの美しい水色なんですよね。
ポットの中で揺らめく茶葉の大きさと、金色の水色とのコントラストが非常に鑑賞的なほど芸術性を感じます。
新芽の多い茶葉が増えている
特に水色の淡くなっている一番大きい要因と考えられるのが、新芽の多く含まれる茶葉を取り扱う専門店様が増えたことだと考えられます。
質の良い茶葉は必然的に新芽を多く含んだ茶葉が多く、香りの良さやふくよかな味わいと、奥ゆかし余韻が出てきます。
味わいは軽くなり、水色も淡くなってきています。
茶葉外観を見ても、アッサムやルフナの代表的な真っ赤に水色が出てくるミルクティー向けの紅茶を作っている産地ですら、ゴールデンティップの豊富な茶葉を見られるようになり、オレンジから明るい赤へと色合いは淡くなっています。
生産者の挑戦であり、消費者の需要の高まりが生んだ高品質な茶葉が織りなす、現代の紅茶の状況なんでしょうね。
まとめ
品質の良い茶葉を広く知ってほしいというのは生産者様や専門店様の願いであり、言ってしまえばそれが紅茶のビジネスであります。
もちろん変わらない赤い水色の紅茶も今後も、ずっと共存していくのは間違いないことだと考えられます。
紅茶の世界も温故知新なんだということですね。
コメント