こんばんは。紅茶ホビットです。
皆さんは疲れた時は何をしていますか。
アクティブレストといわれる少し動いた方が疲れが取れるというように言われていますが、それでもダラダラ過ごしてしまうときもあります。
そんなときが1年に数回あってもいいのかなと、たまにする怠惰な1日を満喫しております。
さて、僕の個人的なみかくにもよるかもしれませんが、日本の食文化で渋いものってどのくらいあるのかなとふと思ったんですが、あんまり渋い食べ物が思い浮かばないんですよね。
渋柿かなとも思うんですが、実際は干し柿にして甘い状態になったものを食べているし、山菜もあく抜きをしているから渋いと思うような山菜は食べないし、渋い味わいって口にしないなと思ったんです。
今日は紅茶の渋みと日本人の味覚について考察していこうと思います。
苦味と渋みの違い
苦い食べ物は結構色々あると思うんですが、紅茶の対象として先日コーヒーを取り上げました。
ほかにも野菜の苦みやチョコレートの苦みなど、苦い食べのもののイメージは結構すぐに出てきても渋い食べ物のイメージはあまり出てこないです。
緑茶は渋いんじゃないのと思うかもしれませんが、厳密に緑茶は苦味の方が強く感じられるため渋みというのはあまり出てこないものが多いのではないでしょうか。
緑茶の苦み・紅茶の渋み
同じお茶なのに苦味と渋みと味わいの違いが出てくるのはどうしてかというと、製茶の過程に違いがあるからです。
緑茶の場合、摘み取りの後茶葉をすぐに蒸すことで酸素による酵素活性は死活化されカテキンはカテキンのままそのまま茶葉の成分として残り、これが苦味の元になります。
対照的に紅茶は摘み取られた後網の上に広げられ空気に触れさせることで葉をしおれさせ酸素によって茶葉の酵素を活性化させることで紅茶の独特の香りが広がっていきます。この過程でカテキンはテアフラビンなど紅茶特有の渋み成分に変化していきます。
こういった成分変化の影響で苦味の強いお茶と渋みの強いお茶に変化していくんです。
慣れない渋みは飲んで慣れる
苦味は頻繁に口にするため緑茶やコーヒーはすぐに馴染むことができるのが日本人の味覚としては一般出来だと思うのですが、渋みは苦味が変化してできる普段では口にしないものといえるでしょう。
普段口にしないものなので、当然紅茶の渋みも日本人の味覚として慣れ親しんだ味わいではないといえるでしょう。
紅茶は苦手でというのはそういった意味では極自然なことで、紅茶が好きという人の方が希少といえるでしょう。
紅茶も飲み慣れてきて美味しものと感じることができる嗜好品の一つなんだと考えられます。
まとめ
以前日本人の中でも紅茶が好きになる遺伝子があるという記事を上げましたが、もはや紅茶が飲めることすら遺伝レベルで話さないと通用しないこともあるのかもしれませんね。
品種改良も進んでいる紅茶もたくさんあるので、高価ではありますが本当に渋みがない紅茶もたくさんあるので是非いろんな種類を試してみてください。
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