【紅茶の価値観】ありきたりで日常的な面と豪華で非日常を演出する面を持ち合わせる存在

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

今日から仕事始めの企業様は多いですかね。

お正月気分もあっという間になくなってしまった気がしますが、皆さんはお雑煮など食べてお正月は満喫されましたか。

イベントごとの食べ物を最近食べなくなったせいか、季節感がうすくなってきました。

やはり食べ物ってその季節を感じる根幹にありますね。

紅茶のイメージて人それぞれあるとは思うのですが、一般的にはとっつきにくくて非日常的で豪華なものという概念があると個人的には思ってます。

日本の紅茶文化はそのイメージが先行しすぎて紅茶の価値観が異常に高い気がするんですよね。

なので今日は紅茶の持つイメージを日常的な面と非日常的な面からの2方向から見ていこうと思います。

日常的な紅茶の生活

普段から紅茶を生活の一部に取り入れているケースでは、代表的にイギリスの日常を記事にアップしてきました。

手軽なティーバッグをマグに入れて牛乳を先に入れてお湯を注ぎ、蒸らし時間が来たらティーバッグをスプーンでギュウギュウ押しつぶして絞り出すという、僕らが紅茶の淹れ方として認識しているものとは遥かかけ離れた淹れ方をしているわけです。

ここまですることはなくても普段紅茶を飲むのであれば、僕らの生活でもお気に入りのマグにティーバッグを2個ほど用意して、沸かしたてのお湯でマグを温め改めて熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れ蓋をししっかり蒸らすだけで、美味しい紅茶が日常的に飲めるわけです。

正直なところ蓋なんかしなくてもいいし、むしろ蓋をしない方が適温になって飲みやすいくらいだと思います。

高価なティーウェアを日常的に使わずともそれを使って淹れるお茶と遜色ない美味しい紅茶は日常にいつでも取り入れることは何も問題なくできるんですね。

紅茶の世界は「こうでなくてはいけない」という縛りを押し付ける先駆者がたくさんいて、そこから広く布教活動された信者がたくさんいるんです。

日常をもっと気軽に紅茶を楽しむという精神の紅茶の広がりは日本に浸透していないので、もっと頭を柔軟に、自分が日常手間を省いて入れても美味しいんだよという認識を持っていいと感じているんですよね。

非日常的な紅茶のシーン

対照的にホテルやマナーハウスでいただくアフタヌーンティーなどの紅茶は、マナーを知ってそれに準じた紅茶のいただき方をするものです。

そういう場面での紅茶の淹れ方ばかりが日本の紅茶の淹れ方として紹介されすぎているので、むしろこういう場面に行かれる上流階級の方たちには非常に有効な知識ですよね。

ブランド食器に重厚な装飾品の施された空間でマザーによるティーサービスを頂戴する、という状況で初めて現在進行で広められている紅茶の淹れ方が真価を発揮するんです。

もともとアフタヌーンティー自体が上流階級の嗜みだったことから、むしろそういう場面でない限り必要のない淹れ方であり、ティーウェアなんですよね。

自分にとってそういった荘厳華麗なティータイムを日常にしたいというときには、今普及活動されている紅茶の淹れ方が適しています。

僕はどちらかというとブランド食器の虜になったので後者の淹れ方が日常になっていますが、今のところ食器棚にカップは飾ったままで、普段はお気に入りのマグカップで飲んでいるという、もうどっちつかずな状況に陥っています。

適材適所が脅かされている

しかしながら、このところではアフタヌーンティーを楽しむ「ヌン活」なる現象が流行しているようですが、実際のところ現場が荒らされているということは耳にします。

品の良いティーウェアに洗練された空間でケーキや紅茶を楽しむための必要最低限のマナーは適材適所として必須事項であると思うのですが、SNS映えや友達同士で自分たちが楽しくできれば問題ない、が先行してしまってこの非日常である贅沢な空間をゆったり楽しみたい方たちが不快に感じているようなんですね。

僕からしてみると安くはないお金を費やして時間と空間を自分の癒しやご褒美のために来たのに、適材適所の振る舞いができないことで不快感を与えてしまっていることを認識できない人たちがいるのも事実なようです。

人によってどんな場所が日常的であり、非日常的であるかは違いがありますが、そこはその場所の雰囲気を感じ取ってふるまうべき姿勢にできるように心がけたいところですね。

まとめ

普段から自分なりに楽しむ紅茶にルールはないので好き勝手にアレンジするのも楽しみの一つですし、自分にとっての非日常空間で優雅にティータイムを楽しむのまた一興です。

僕は紅茶を通して記事にしていますが、こういうことは紅茶に限ったことではないので皆さんがそれぞれ自分で楽しむためのものと、ほかの人と楽しむものとでルールが必要なものとで、区別して楽しむことができるようになればいいんじゃないかと感じています。

まさに適材適所を身に着けたいところですね。

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