こんばんは。紅茶ホビットです。
皆さんハッピーメリークリスマスですね。
というか、すでにこの記事をUPするときにはもう25日の24時過ぎちゃってるんですけどね。
クリスマスプレゼントは何をもらったんでしょうかね。
僕は相変わらずクリボッチですが、個人的にクリスマスも年始のお年玉も全部ひっくるめて紅茶の福袋にぶっこむのであんまりイベントのプレゼントという感覚はないですね。
むしろ日用品という名の紅茶をこの時期にまとめてドカ買いしてるだけですね。
イギリスで不毛な論争を繰り広げる「紅茶が先かミルクが先か」問題ですが、紅茶を飲み始めた当時の様子を垣間見ることが出ればその問題は解決していきます。
今日はその論争について触れていこうと思います。
結論から言うと、もともとはミルクが先だったということです。
ヨーロッパでは中国文化をあこがれとし、装飾品に中国的な文様やイメージを施したシノワズリの文化が発達した時期がありましたが、紅茶でも中国茶器のあこがれから白磁器を自国で作ろうとする動きがあり、現在の世界に誇る白磁器が各国で開発されることとなりました。
しかしながら最初からうまくいくわけではなく、試行錯誤を繰り返すことによって現在の至高の磁器が生まれたわけです。
その過程でやはり高温に耐える強度がない時期というのも存在するわけです。
熱々に淹れた紅茶を磁器の器に直接注ぐことで割れてしまう強度の弱い器も制作過程ではあったようで、そのため先に器に冷たい牛乳を注いでおくことによって器を守るということが目的だったんですね。
これがミルクが先といわれる本質的な理由です。
イギリスでは熱すぎる紅茶も飲まないようなので冷たい牛乳に紅茶を注ぐことで適度に冷めることからそれも都合がよかったようですね。
しかしながら磁器の作成も精度が向上すれば熱湯を注いでも割れない強度を得ることで、このミルクを先に入れるという前提を覆すことになりました。
熱い紅茶を淹れても割れない器であれば自分の好みでミルクを入れることができるので先に入れようが後に入れようが問題ではないのです。
個人的見解を言うのであれば「ミルクは先でも後でもどっちだっていいじゃん、好きにしなよ。」ということです。
ここで一つ付け加えておくと、イギリス人はこの不毛な問題については根本的なことは理解していて、ユーモアをもっていつまでもどっちの方が先だと論争していることを楽しんでいるんですね。
まぁ、中にはこの本質を忘れて真剣にこっちの方が美味しいからどっちが先だといっている人もいるようですがね。
先にも述べた通り、イギリス人は熱いものを熱いまま飲むということをあまりしないようなので、基本的にはミルクが先で適度に温度を下げて飲む傾向が強いとは感じます。
ただ一つ確定的なことは牛乳は冷たいまま使うということだけは間違いないようです。
温めることで牛乳臭さが出てしまうことを嫌うみたいなんです。
イギリスに倣ってミルクティーをするなら、牛乳は温めず、先にカップに入れて、温度を下げて飲みやすい温度にして飲むのが本質的なイギリス流ミルクティーということですね。
皆さんもユーモアをもって不毛な論争を楽しんでみるのはいかがですか。
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