こんばんは。紅茶ほびっとです。
日中の最高気温が28℃ということだったので、半袖で外出したのですが帰りは結構肌寒い気温まで下がりますね。
もう長袖で外を出歩いてもよさそうな気候になってきましたね。
さて、皆さんよく言われる紅茶はなんで英語表記はBlack teaなのという疑問をお持ちでしょうか。
日本で飲む紅茶は赤い茶と表記するのに、英語では黒い茶と表現していることにダウトと思ってしまいますよね。
個々にはそれぞれの国の環境に相違点があるため起こる表記です。
今日は紅茶とBlack teaの相違について考察いてみようと思います。
水の影響は大きい
同じ茶葉でも国が変われば全然味も香りも水色も違う様子が見られます。
実際にイギリスで紅茶を淹れると黒い色の抽出液が仕上がります。
使用している茶葉はアッサムやルフナ、アフリカのCTCで色濃く出る茶葉ではありますが、さらにミネラルが豊富な硬水のため、紅茶の茶葉はリアルに黒茶として抽出されます。
日本で同じ茶葉を抽出したら、濃い赤~こげ茶色くらいに抽出されるでしょう。
日本の軟水は比較的水色を明るくしてくれるので、CTCの味も水色もコク出る茶葉をイギリスで淹れるよりは鮮やかな色合いで抽出することが可能です。
もともとイギリスでは水が硬水地域が多いのにもかかわらず、コク出る茶葉を好むので、紅茶ですが紅茶にならないため、見た目そのままBlack teaという英語表記になったんですね。
イギリスではTea with milk
ちなみにイギリスではミルクティーもミルクティーとは言いません。
あくまでも主役は紅茶なので、牛乳は付加的なものです。
なのでTea with milkとなるのです。
日本ではミルクティーってどうやって入れるのと悩む方が多く、紅茶を牛乳で淹れようとする方も頻繁に目にしますし、それが筋の通った淹れ方の様に説明している方もいらっしゃいます。
日本の場合は日本の淹れ方なので、それはそれでいいと思うんですが、もともとのイギリスの飲み方というと、濃い紅茶を淹れるのが目的で、それに牛乳を加えてきれいなキャラメル色にして飲むのが一般的です。
牛乳先入れ後入れ問題はおいておくことにして、紅茶の味がしっかりしていないと意味がないのです。
僕がよく日本のミルクティーの表現として言っているフレーズに、紅茶風味牛乳という言葉を使います。
イギリスの紅茶はそれとはまったく違って、紅茶のしっかりした味わいに、牛乳の風味が加わることでお互いの味わいを引き出す飲み物です。
だから濃く紅茶を淹れて、濃厚な牛乳をちょうどいい具合に淹れるんです。
イギリスのミルクティーはTea with milkで紅茶の味をしっかり出すということを覚えておきましょう。
まとめ
英語の表記は、イギリスで飲まれている紅茶そのものを表現しているので、待ってく間違いのない表現なんですね。
忠実にそれを言い表している英語表記は、味も見た目も、美味しい紅茶そのものが体現されています。
皆さんも是非イギリス紅茶の濃厚さを味わってみてください。
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