こんばんは。紅茶ホビットです。
あっという間に今年も残り10日残すところまでになりましたね。
皆さんはやり残したことはありませんか。
できることはやってしまって翌年を迎えたいものですね。
極寒の冬になっている今日この頃ですが、紅茶は常に身体を温めてポカポカとしてくれますね。
紅茶を飲む器も毎日とっかえひっかえしている方もいらっしゃるかと思いますが、紅茶を飲むとき水色も楽しんでいらっしゃいますか。
カップの内側は白磁だと赤い色が綺麗に見えると思いますが、その白はどんな白ですか。
今日はカップの白磁の白い色について考察してみようと思います。
素材で違う白い色
磁器のカップは主にカオリナイトと牛の骨灰が材質のメイン素材として使われています。
カオリナイトは地質の中に含まれる粘土鉱石の一つで、この素材を使うと青白い透明度のある白磁の器が作られます。
ほとんどの磁器はこのカオリナイトが主材質に器を作っています。
対照的胃牛の骨灰を使って器を作ると、乳白色で光を淡く通す明るいアイボリーのような印象の器に仕上がります。
この素材は主にカオリナイトを使って中国茶器が作られていたのを、ヨーロッパの各国が同じように作り始めたことで広がっていきました。
しかし、イギリスの土壌ではカオリナイトの取れる地質がなかったため、牛の骨灰を使うことでカオリナイトを使わずとも白色磁器を作り出すことに成功しました。
それぞれの特徴が器の美しさを形成しているんですね。
水色の印象も変わる
個人的な感覚もありますが、カオリナイトの白磁は青白い爽やかな白が多いため、紅茶の色はくっきりと赤い色が印象的に目に移ります。
対照的に牛の骨灰を使ったボーンチャイナの淡いアイボリーのような白は、赤の印象をやわらげ気持ち色合いが穏やかに映ります。
これはどちらがいいということは全くなく、ただの相性ということです。
どちらの器もブランド食器であれば気品あふれる紅茶の色合いを楽しめますし、カジュアルラインの器も出ていれば印象はグッとラフになります。
しいて言えば、赤い色の濃いものはボーンチャイナを使うと赤の刺激が落ち着くため、濃い印象から少し明るい赤にうつります。
明るいオレンジやイエローのような水色はカオリナイトの磁器に注ぐと色が鮮明に映るので艶やかな印象にうつります。
紅茶の色合いによって器の素材を選ぶのもぐっと印象が変わって紅茶の楽しみが増えます。
まとめ
器の素材でも紅茶の見た目は印象がぐっと変わります。
季節に応じて変えても涼しげに移ったり穏やかな温かさを演出したりもできますね。
器を楽しみつつ紅茶の持ち味を引き出すこともできるので、是非器にもこだわってみてくださいね。
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