こんばんは。紅茶ホビットです。
これから気温が寒くなってくるのを見越して、防寒対策を立てなければと考え中です。
先日新たにホットカーペットを購入し家に届くのを待っている状態ですが、次は窓に貼る断熱シートを用意するのがよさそうということを聞いたので、ニトリかどこかで調達しようかと考え中です。
さて、紅茶の淹れ方はゴールデンルールというイギリスで確立された淹れ方が基準に日本でも広まっていました。
専門店様方でも個々の美味しく淹れられる分量を考えて、ゴールデンルールからは離れた淹れ方というのが見受けられるようになりました。
そして、注目したいのが紅茶好きの方たちの淹れ方で、お湯の温度に変化が出てきていることを知りました。
今日は紅茶を淹れる時のお湯の温度について考察してみようと思います。
基本とトレンド
紅茶を淹れるお湯の温度は、基本沸かしたての熱湯です。
沸かしたてのお湯で茶葉の成分を全て出すことで茶葉の本質を味わうことができます。
しかしながら最近のトレンドのようなのですが、お湯の温度は一冷ましさせてから淹れるのが一部界隈で主流になっているようなんです。
なぜこのお湯の温度を冷ましてから淹れるようになった方がいるのか、個人的な見解ですが、ダージリンの中でも春摘みは渋みが顕著に出てくる紅茶の種類なのと、緑茶のような風味が特徴的なので、一冷まししたお湯を使うことで渋みを軽減させるというのを推奨されている専門店様がいらっしゃいました。
ここから、最近の紅茶好きの方々の中でイギリスと日本の紅茶を淹れる環境、水の質や気候、が違うのだから沸騰したての熱湯ではなく冷ましたお湯でも問題ないという考え方が出てきているようです。
熱湯じゃないことで得られること
日本茶を入れるのに湯冷ましを使いお湯の温度を下げてお茶を淹れますが、原理はそれと同じだと考えられます。
渋みを抑えるためにお湯の温度を下げ、旨味を楽しむようにするためなのでしょう。
実際に渋みは多少抑えられて、甘味の割合が増えることでしょう。
今のトレンドはこの渋くなく飲める紅茶が美味しい紅茶なんだと考えられます。
この淹れ方を否定することはしませんし、好みの味わいがそれだったんだろうということだけです。
個人的な見解を言うと、紅茶の全体のバランスが崩れるので紅茶の持ち味を殺してしまうなと感じます。
僕は比較的紅茶の味が濃い方が好きなので、渋みが感じられない紅茶は物足りないというものあります。
渋み、甘味、青み、コクといった紅茶に感じられる味わいのバランスを取るのはお湯の温度ではなく茶葉やお湯の量と蒸らし時間の調整がポイントです。
お湯の温度は沸騰したての方がいいというのは僕はその通りだと思います。
このお湯の温度が一番影響するのが紅茶の命ともいえる香りを最大限に引き出す方法だからです。
これは沸騰したてのお湯が紅茶の茶葉から最大限に香りを引き出す温度です。
中途半端にお湯の温度が下がっていると香りも中途半端な香りしか出ません。
紅茶は香りの飲み物だと考えているので、その一番重要な部分を殺して渋みを抑えることは重要なことではありません。
茶葉の持つポテンシャルをいかに最大限に引き出すかを考えると、渋みを抑えることで本来の紅茶の持ち味は失っていきます。
まとめ
紅茶の渋みは旨味を引き立たせるものでもあります。
渋みが皆さんの好きな効果効能の重要な紅茶ポリフェノールでもあります。
ある事柄を多角的に見るか視野を狭くしてみるかは個人の自由なので、それがトレンドというのであればそいういう流れなんでしょうね。
物事をメタ認知できるようになれば、全てはバランスだということが見えてくるようになるのではないでしょうか。
それをしたうえでの取捨選択だといいですね。
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