【水出しの特性を生かす】ホットで濃く感じる茶葉を水出しにすると

紅茶の淹れ方

こんばんは。紅茶ホビットです。

電車に乗っているとすでに極寒レベルの冷房が効いているのですが、皆さん寒くないですか。

電車から降りた時には身体が冷えて凍えているんですよね。

電車の冷房ってどうしてあんなに効き過ぎるくらいまで冷やすんでしょうかね。

さて、このところ夏の暑さと梅雨のじめじめとで、ホットティーを飲むのがちょっと暑苦しく感じる方も出てきているのではないでしょうか。

皆さんはもう水出しされていますか。

今日は水出しする茶葉を選ぶときにどんな茶葉を使えばいいのかを考察してみようと思います。

渋みが出にくいことを生かす

水出しの最大の特徴は低温で抽出することによる渋みのなさだと考えられます。

渋みが出ないことで茶葉の旨味と甘味の上澄み液の贅沢な抽出方法といえるでしょう。

普段渋いのが苦手という方は、あえて渋みを感じるお茶を水出しにしてみるのをやってみませんか。

渋いと思うお茶を水出しすることで、本来渋みの奥にある旨味と甘味を渋みを介さずに得ることができます。

日本人の舌は渋みに対して耐性がそんなにないと考えられます。

日本茶も渋いじゃないかと思われるかもしれませんが、基本的に日本茶は苦味がメインの味わいです。

対して紅茶も苦いですが、それよりも収斂作用を敏感に感じ、渋みを先に感じ取ってしまうんですね。

それは日本茶では苦み成分のカテキンが豊富なのに対し、紅茶ではカテキンから精製上渋み成分であるタンニンが豊富に含まれてしまうためです。

水出しでタンニンの抽出を押さえることで、収斂作用を感じることなく茶葉の旨味と甘味を味わうことができるようになるんですね。

そうすると、今まで味わえなかった渋いお茶の美味しい部分を味わえるようになるので、渋いと感じていたお茶の本質が得られるようになります。

渋い部分が取り除かれると芳醇な味わいが前面に来るので、普段もったいないことをしていたなと感じるかもしれませんよ。

ハーブの水出しはもったいない

ハーブティーも水出しを考える方がいらっしゃるようですが、それは避けましょう。

というのもハーブティーは薬効を得ることが最大限の目的で飲まれると考えられますが、水出しにするとその薬効はほとんど得られません。

熱湯を注ぐことでハーブ本来の薬効成分が抽出されます。

ハーブティーは熱湯抽出一択がよいですね。

ハーブティーを冷たくしたい場合は、紅茶の様にクリームダウンするわけではないので、十分に成分を抽出した後、粗熱を取って冷やして飲むのがお勧めです。

まとめ

普段ホットティーで渋いなと感じるお茶を水出しすると、驚くほど甘く感じるものがあるので、渋いお茶ほど甘味も凝縮されていることが分かります。

皆さんも普段召し上がらないお茶を水出しすると、新たな発見が得られるかもしれませんよ。

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