こんばんは。紅茶ホビットです。
春の暖かさが戻ってきた昼間ですが、桜の満開時期が近いようですね。
三月も中旬過ぎなのでそういう時期なのかなと、ここ近年の季節感だと感じます。
今週が予報だと雨続きになるようなので、いったん落ち着くか、そのまま散ってしまうかどちらかなのでしょうかね。
さて、各専門店様では旬のお茶がぽつぽつ発売され始めましたね。
旬のお茶の美味しさは格別ですよね。
旬の食べ物はよく取れる量も増えて、お値段もお手頃になるというイメージだったんですが、紅茶の値段は逆ですよね。
今日は旬の食べ物のお値段について考察してみようと思います。
年々上がる旬の紅茶の値段
前述した通り、野菜なんかは旬の時期になると美味しさが増してお値段が下がるよううなイメージがあるんですが、紅茶は旬の時期には高いものだなと認識があります。
旬の時期の紅茶は量がたくさん採れるというイメージがなく、希少性から価値がどんどんあげられている状態ですよね。
つい先日ニルギリのスペシャリティーティーを共有しましたが、本来2~3月に摘み取りされるニルギリ紅茶をわざわざ寒い時期に人件費を使って、摘み取り量も少ない新芽の部分が多くはいるようにすると、必然的に値段も上がります。
紅茶の場合、旬だから摘み取り量が多いということよりも、こういった手間暇かかった状況になったとこでもお値段が上がるんですよね。
労働力が足りていない
紅茶産業は皆さんどういうイメージを持たれているか分かりませんが、僕自身も実際に目で見たわけではありませんが、低賃金で重労働ということです。
険しい舗装もされていない山道を登り、手摘みで茶葉を摘み取り、たくさん摘み取っても実際に製茶されるとそうたくさんの量が生産されているわけでもないという過酷な労働です。
働き手が少なければ生産量も増えることもなく、それは希少性が高くなりますよね。
機械を導入するにも茶畑の整備がされているわけではないので、機械摘みができるような環境でないのも悩ましいところです。
茶業界では環境整備にも力を入れたいのはやまやまですが、資金と整備士が必要になってきますよね。
なかなか手が行き届かないところではあるようですが、今後の状況次第なのでしょうね。
まとめ
茶葉のクオリティーがよくなっているのはもちろんですが、茶園環境の影響も紅茶の価格に反映されますよね。
一つの紅茶の価格の中に様々なコストが含まれていることを考えると、1滴の紅茶にたくさんの価値と苦労が詰まっているのかなと考えさせられます。
旬の紅茶の価値にはいろんなものが含まれているんでしょうね。
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