こんばんは。紅茶ホビットです。
週末は寒波が押し寄せてきて、日本海側では積雪1mと予報も出ています。
暦の上ではすでに春ですが、実際のところでは真冬の寒さが続きそうですね。
さて、人様のブログ記事を見てこれはその通りかもと思ってことがありました。
なぜ日本はコーヒーが定着し、紅茶が定着しなかったのか、これは紅茶人からすると永遠のテーマともいえます。
今日はコーヒーが定着した面を見ることで紅茶が何故定着しないのかについて考察していこうと思います。
日本の高度経済社会がコーヒーを定着させた
今の日本では考えられませんが、日本は世界でも経済国としてアメリカに次ぐ地位があり、バブル経済でお金の飛び交う日々があったことがあります。
男性は煙草を吸うことが当たり前の時代があり、エナジードリンクのCMでは24時間戦えますかというキャッチコピーが前面に出ている今ではパワハラ、モラハラ、ブラックといった言葉で完全アウトな世界がありました。
これだけパワフルな時代で活気のあふれた時に、優雅に紅茶でのんびりとなんてやってる人が出てくるわけないですよね。
味のはっきりして香りの輪郭もくっきりしているコーヒーが定着するには、時代背景としては極当たり前のように日常に溶け込んでいったのでしょう。
煙草とコーヒーのコンビネーションに紅茶は入れない
今では想像も打つかないでしょうが、男性が煙草を吸っているのが極自然な姿で、吸っていない人の方が肩身が狭い時代もありました。
この煙草を吸うときに一緒に口にするのがコーヒーです。
喫煙者の方や、喫煙経験者の方にはわかっていただけるかと思いますが、煙草の独特の味わいと香りに負けない飲み物となると、お酒かコーヒーが相当するんです。
お酒は仕事終わりに飲むとして、日中仕事の合間の煙草休憩にコーヒーがセットというのは10人中10人といっても過言ではないといえるでしょう。
コーヒーの需要は煙草とともにビジネスマンが作り上げていったとみることができます。
紅茶では煙草の強さに負けてしまい、一緒に楽しむことというのはしにくいんです。
余談ですが、イギリスでも同じように男性がコーヒーを嗜んでいたころに、女性によって紅茶文化が形成されていましたが、日本では日本茶がある以上、紅茶がそこに入り込む余地がなかったといえるでしょう。
家庭でもコーヒーは日常的に飲むようになることで、コーヒーの確固たる現在の地位が形成されていってしまったんでしょう。
まとめ
紅茶の繊細さは日本人には物足りなく感じてしまうのかもしれませんね。
日本茶も渋みよりも苦味の方が感じやすく、渋みはあっても紅茶との渋みとはまた違う舌の感覚なのは、紅茶を受け入れるには苦手な渋みに感じ取ってしまうのかもしれません。
コーヒーのあのがっつり味わいのわかるものの方が受け入れやすいのかもしれませんね。
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