【寒い国の紅茶のおもてなし】ロシアならではの独特な紅茶文化

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

明日から明後日にかけて台風14号が日本列島を突っ切っていくようですね。

見事に西から東へぶった切っていくような予報進路が出ています。

ちなみに福岡への上陸は天気の観測史上では初のようですね。

全然うれしくないとは思いますが。

皆さんはロシアといえばロシアンティーのイメージを持たれている方が少なくないと思います。

ロシアも紅茶大国の一つではあるのですが、あまり日常的に紅茶を飲んでいるイメージはないのではないでしょうか。

ロシアはアジア大陸でも中国と隣接していたこともあり、長い親交がロシアの紅茶文化をはぐくんでいくことになりました。

ロシアのお茶の歴史は1618年に明の使者が当時の皇帝ツァーリに紅茶を献上したことから始まります。

推測の域ではありますが、1610年に中国福建省で紅茶を始めてつくったという説があり、ロシアは中国以外で初めて紅茶を飲んだことになります。

1727年以降にキャフタ条約締結移行ロシアと中国は公式に貿易関係をむすび、6000㎞もの長いシルクロードを何か月もかけて中国から紅茶を買っていました。この時の商人や巡礼者が紅茶を飲んでいたことから紅茶の「ロシアンキャラバン」が由来されたといわれています。

ロシアで紅茶を飲むときには家庭に一台あるといって問題ないでしょう、サモワールはかかせません。

サモワールの型も多種多様で小型の電気ポットのようなものから給湯器のような大型の数十リットルに及ぶものまであります。煙突のついた薪用から現代的な電気のものまで多様になっています。

ロシアで紅茶を楽しむときにはお茶請けや軽食とともに楽しむのが一般的で、ロシアのホットケーキといわれるブリニや、パイのピローニを一緒に食べます。

お茶請けがない時でも、皆さんご存知のジャムを添えて紅茶を楽しみます。この時ジャムを一口口にして紅茶を飲むというのが一般的で、日本の持っているイメージの紅茶の中にジャムを入れるということはしません。

意外かもしれませんがロシアはレモンティーも定番の一つで、19世紀に英国ビクトリア女王がロシアでレモンを入れた紅茶でもてなされたということも言われています。

寒い国の伝統的な紅茶の楽しみ方もこれからの季節に取り入れてみるのはいかがでしょうか。

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