こんばんは。紅茶ホビットです。
普段紅茶のことについてネットを見ているのですが、古い記事で恐縮ですが外で飲む紅茶は美味しくないということを目にします。
この手の話は以前の記事でも少し触れたこともありますが、今日は紅茶通の方が外の紅茶が美味しくないと思うことについて考察してみようと思います。
お金と味
お店で紅茶を飲むというときに、お金を払って紅茶を飲みます。
その代金の対価として美味しい紅茶が出てくるのは当然のことと考えるのはまず一つの理由ではないでしょうか。
実際のところ価格の設定はそれぞれ考え方によって違うのかもしれませんが、材料費と人件費とその他諸経費、サービス料諸々含めたことを考慮して商品の代金が設定されるのかと考えられます。
お金を払っているから美味しいというのは必ずしもイコールではないのが現実的なのかなと考えられます。
「お金を払っているのだから美味しいものを出すのは当然のことだろう」と固定概念をもって目の前にあるものを口にしてしまうとお金を払っているのに美味しくないと感じてしまうんでしょうね。
紅茶を淹れるプロはいない
紅茶を専門店としてお店を構えているところであれば、美味しい紅茶をお入れしますというプロの意識をもって一つ一つ紅茶を淹れてくれるでしょうから、美味しい紅茶を飲める確立というのは大分上がると思います。
カフェやレストランで美味しい紅茶が出てこないというのは、紅茶がそのお店の10割のメニューの中の1割にも満たない割合だから、そこに割ける力の割合は自ずと低くなることが予想されます。
シェフやパティシエ、ソムリエもいるような素晴らしいレストランでも、紅茶を淹れるためだけの専門スタッフっていませんよね。
大分前に紅茶の公的な資格は日本では現状存在しないことは触れました。
調理師などの国家資格はあっても紅茶は誰が淹れても国家資格保持者としての、一般的な「プロフェッショナルとしての専門職なんでしょ」という人は存在しないんですよね。
調理学校でもプログラムの一環として紅茶の淹れ方を講習するようですが、深いところまでやるわけではないですから、あとは個々の興味によって美味しい紅茶が淹れられる調理師が誕生するかどうか、というのが現実です。
まとめ
外で飲むのは美味しものが飲みたいからだという意見はごもっともかと思うのですが、現実紅茶に割かれる力の入れようはそんなにないのかなと、個人的には思うわけです。
僕自身、外で紅茶を飲むよりも良質な茶葉を購入して自分で淹れたほうが間違いなく自分の好みの味わいで飲める分、美味しいと思って日々紅茶を飲んでいます。
紅茶を飲むこと自体が広く一般的に浸透することでこの問題は改善されていくと思うので、是非皆さん紅茶を飲むようにして、感度を上げてほしいところですね。
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