こんばんは。紅茶ホビットです。
気温はそこまで高すぎるわけではないですが、湿度が全然下がらないので蒸し蒸しとした暑さがこたえますね。
風がそんなに出ていないのがこの蒸し暑さを余計に感じさせます。
もうちょっとしたら過ごしやすくなるんでしょうかね。
さて、和紅茶の評価が世界的な品評会で非常に優秀な結果が出ていますよね。
シングルオリジンティーとして日本の茶農家様がクオリティーの高い紅茶を作られているのが顕著になった結果でしょう。
評価の高い日本茶ですが、実際に世界に輸出する大規模な紅茶産地になることはできるでしょうか。
今日は和紅茶が世界の紅茶産地として発展していくかどうかについて考察してみようと思います。
クオリティーは高いけど
品評会で優秀な賞を受賞する和紅茶ですが、実際香りも味わいも本当に美味しい紅茶ですよね。
和紅茶を作られる茶農家の方が目安としているのはダージリンなのでしょうか、春摘み、夏摘みの2シーズンをメインに商品を作られている農家様を目にします。
もともと日本の摘み取りシーズンも初摘み、夏摘み、秋番茶といったシーズン分けされているので、和紅茶を作る際もそれに合わせた作りがしやすかったんでしょうね。
和紅茶の場合は春と夏でダージリンのようなガラッと印象を変えるような製法はしていませんが、春の方が爽やかに、夏の方がコクの出るように作られているのは一緒です。
和紅茶を作られている農家様は農地を完全に紅茶だけのためにされているわけではないので、作られる茶葉は非常に貴重です。
クオリティー良く作られる和紅茶ですが、生産量は多くないのが現状です。
世界で売れるようにするには量が必要
質の良さは評価されていますが、それが世界に広まるかはまた別物です。
紅茶は世界で一番のまれている飲み物であるということは、生産量がそれこそ何千t、何万t、それ以上に生産されています。
そんな世界に対して何十k、何百kの生産量では世界では必要とされません。
世界で必要とされている紅茶はデイリーユースで湯水のように使える茶葉なので、歴史あるダージリンや中国紅茶のような希少価値が認められているような茶葉は別として、少量生産しかできない茶葉は世界の国々を相手にするには太刀打ちできないのが現状です。
あくまでも和紅茶の賞を受賞している茶葉も、シングルオリジンとしてのクオリティーシーズンに摘み取られたさらに小量な茶葉です。
現状の茶農場の広さでは世界に広める和紅茶というのは現実からは程遠いものです。
まとめ
日本の農地もそう広くないですし、茶業を営もうとする人材も必要としてきます。
世界の和紅茶になるにはクリアすべき課題が山の様にありますね。
一つ一つ課題をこなして世界に和紅茶の存在が広まるといいですね。
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