【原理を知るとわかること】ポットの注ぎ口から滴り落ちる雫は不可避?

紅茶の淹れ方

こんばんは。紅茶ホビットです。

今日は外あったかかったですね。

もうコートはなくても平気そうな気はします。

代わりに花粉が飛び回っていそうな感じになってきました。

春先の気候は変わりやすいので体調には気を付けましょうね。

さて、ポットから紅茶を注ぐときにかならずといってもいいほど液だれしますよね。

これはポットの性質上避けて通れなさそうなことみたいなんです。

今日はポットの注ぎ口の液だれがどのように沿て起こるのかをみていこうと思います。

注ぐ勢いでは防げない

ティーポットの注ぎ口の液だれのことをまさに「ティーポット効果」と呼ばれているようですが、1965年に初めて科学的に研究がされ始めたようなんです。

ティーポットから勢いよく注がれる紅茶は、最初こそよいのですが、そそぐのをやめようとした瞬間に注ぎ口から液だれが起こります。

この注ぎ口の液だれには科学的に「慣性・粘性・毛細管力」が互いにけん制しあって起こる現象なんです。

ポットからカップへと紅茶の液体が向かう慣性の働きと、毛細管力によってポットの注ぎ口で流れが低下するんですが、この二つの作用が液だれを起こすというのです。

自由運動で紅茶の液体が外に出ていく力と、注ぎ口の細い管状を移動する物理現象がぶつかり合って注ぎ口のところで液体の動きがとどまり液だれを起こすといったイメージになるのでしょうか。

ポットの材質も起因する

注ぎ口で行きかう液体の流れにさらにポットの材質が関わるようで、親水性が高いと液だれを起こしやすいようです。

ツルンとして液体をはじきやすい方が注ぎ口から液体が分離しやすいようですね。

そうなると磁器やガラスの方が液だれしにくい素材といえそうです。

陶器など水を表面にとどめやすい材質は液だれを起こしやすくすることになります。

まとめ

ポットの注ぎ口の液だれは物理的に起きてしかるべき現象だということなんですね。

使い込んだ茶渋がいい具合にまとっているポットは、もう液だれが起こらない方が難しということになるのでしょうか。

いろいろと注ぎ口の形を考えて作ってあるポットも多いですが、液だれは起こるべくして起こると任s記していた方がストレスなく注げそうですね。

ティーナプキンみたいなものを用意しておくといいかもしれません。

皆さんも液だれとは良いお付き合いをしてみてください。

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