こんばんは。紅茶ホビットです。
秋晴れですね。
とても過ごしやすい気候に気分も上々ですが、今更蚊の大群に襲われびっくりしています。
蚊取り線香買ってこようかなと思う日中ですが、隣の敷地に草ボーボーがどうにかなくならない限りまた出てきそうです。
以前コメントでもいただいていたのですが、中国人のお茶の趣向が変わってきているということで紅茶を飲む人が増えてきているらしいんです。
ネット検索結果の相関関係もあるようなので、今日はその点についてみていこうと思います。
世界中で使われている検索エンジンといえば「google」と皆さんご存知だと思いますが、中国でその検索エンジンのトップなのが「百度(バイドゥ)」というIT企業なんだそうです。
僕も今回はじめて知ったんですが、その百度の検索エンジンで検索されるお茶の種類に変化が起こってきているというんです。
検索回数毎年どんどん増え続けていて、検索されるお茶の種類は紅茶がトップで、次いで黒茶(プ―アール)、ウーロンと検索回数が多いようですが、逆に緑茶は減少しているという事実が浮き上がってきているようです。
ここで基本的なことを復習ですが、中国で一般的に日常茶として飲まれているお茶は分かりますか?
日本の某企業様のイメージでは烏龍茶と答える方がいるかもしれませんが、もっぱら日常茶は緑茶です。
結果の緑茶が検索データ上減少しているということは、紅茶に興味が移行し、実際に飲まれているということはそうぞうに易いことだと感じます。
検索内容としては、紅茶では正山小種などの香りの強い紅茶だったり、黒茶ではプ―アールや安化黒茶で、烏龍茶では大紅袍といった類が多いようです。
一概にいえることではないですが、日常的に飲める緑茶というのは一般向けに安価であるのが世界共通で、ある程度金銭的に余裕が出てくると嗜好品としての位にある高価なお茶を求めるということじゃないですかね。
先日のインドの話でも所得が上がることで輸出していたフルリーフのお茶を自分たちも購入できるようになるというったことと現象は同じです。
また、趣味趣向も芸術的なものからグルメなもの、ファッションなどといった贅沢ができるじょうきょうになったことがわかるものに変化しているというのも大きいと思います。
実際のお茶を飲む場面も水筒の底に茶漉しがついているものがあって、その茶漉しの部分に茶葉を入れておいて、お湯か水を継ぎ足し継ぎ足し飲んでいたのが一般的に飲まれる緑茶の飲み方だったのに、今だとちゃんとダイニングでポットを用意して西洋式に紅茶を飲むスタイルに変わってきているというのですから驚きです。
ライフスタイルの変化がもたらす趣向の変化は如実に茶業界へ大きな変化をもたらしたことを実感させます。
やはり紅茶はゆとりがあってようやく口にできる嗜好品なんだということを考えさせられます。
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