こんばんは。紅茶ホビットです。
外でマスク外しても問題ないという見解を発表した影響か、ちらほらマスクを外して外を歩く人を今日は見かけました。
僕も人がいないところではマスクを外していましたが、正直に言うとマスクないとさっぱりしていいですね。
段階的にいろんな制限が緩和していくのはいいですね。
さて、スリランカの経済状況が雲行き怪しいですね。
事実上債務不履行を宣言する事態になったとネットニュースに書かれていましたが、今日は現状のスリランカを見てみるのと、その影響は紅茶産業にどうかかわるかを考察してみようと思います。
債務の支払いができなくなるほどの外貨準備不足
スリランカは主な主要産業が観光業のため、このコロナ過の産業に与えた打撃は外貨の準備金を2年で7割減少させる異常事態に陥っています。
物資の不足や物価の高騰、燃料不足に発電所の稼働停滞と生活インフラが混沌とした状態にまで陥っています。
もともとスリランカは借金することで自国の経済を発展させていった経緯があるので、債務超過の状態は珍しいことではなく、今までもデフォルトになったときにはIMF(国際通貨基金)からの融資で、債務再編を迅速に行えて来たんですね。
それは低所得国という国際的な位置づけが19年に中所得国へランクアップすることで、融資自体も難しくなったんです。
スリランカの経済、政財界を取り仕切っているのがラジャパクサさん一族で、彼らの政策が稚拙だったといわれ、暴動が起こっている状態でもあります。
中国、インドからの支援が見込まれていますが、IMFの緊急融資が必要な状態なほどで、それを受けるに対し今緩和している税金を引き上げたり、燃料補助金のカットをするといった政策におわれることになりそうです。
紅茶の生産にどんな影響が考えられるか
このような状況下にもかかわらず、紅茶の輸入はされているので製造に関しては今の段階では行えているようです。
ニュースの記事にもなっていましたが、石油代が紅茶で支払われるという物々交換の状態になっているので、観光業が成り立っていない現状では、紅茶産業がスリランカの細い命綱状態なのでしょうか。
もっとも紅茶の製造にもたくさんの労働力や燃料が必要ですし、今は製造できるけれど今後はこのままの状況が続けば紅茶産業すら危なくなってくるのではないでしょうか。
僕自身紅茶の業界に働いているのでスリランカの状況が危ないぞといっていますが、想像するに今の日本でスリランカの社会状況が大変だと知っている人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
僕と同じように紅茶業界の関係者くらいしか心配していることはなさそうですね。
まとめ
日本でもインフレで生活環境が不安定な状況になっているのが肌で感じますし、世界的にも社会状況が落ち着いてるとはいいがたいです。
海外との行き来も少しずつ増えてきてはいますが、それでも今までの様に好きな時に好きなように行くというのには程遠い状況には変わりないです。
観光業が活性化することがスリランカとしては一番いいのでしょうが、まだ希望はもてませんね。
早急な融資を得るための政策を打ち出せるといいのですがね。
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