【ロイヤルミルクティーの本質】ロイヤルを付けたからややこしい

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ほびっとです。

今日はお子様立ちがかわいらしい仮装をしていましたよ。

ハロウィンのパーティーも今日明日でやるんですかね。

大人のハロウィンははめ外し過ぎない程度で済むといいんですけどね。

さて、気温も徐々に下がってきて秋もようやく秋らしい雰囲気を楽しめるようになりました。

皆さんも気温が下がってミルクティーが美味しくなってきたなと感じる方も少なくないのではないでしょうか。

ミルクティーといえば皆さんロイヤルミルクティーが本当のミルクティーと思っているかと考えられますが、それは本当でしょうか。

今日はロイヤルミルクティーの本質について考察してみようと思います。

日本が生んだミルクティー

ロイヤルミルクティーはそもそも名称が誤解を生むミルクティーです。

結論から言うと、正確な名称を付けるのであればジャパニーズオリジナルミルクティーという何とも味気ない名称が本質的な名称でしょう。

日本の材料で濃厚なミルクティーを作るには牛乳をたっぷり使うという答えを出したのが、ロンドンティールーム様です。

喫茶の新しいメニューとして作ったこの淹れ方は牛乳をたっぷり使ったことで、何故かリッチな印象を出させたというメニューです。

このロイヤルミルクティーというネーミングセンスは、ビジネス戦略としては最高にうまい商品名になったと、現在のロイヤルミルクティーの認知度が証明しています。

これがミルクティーの日本におけるデフォルトになっているのが現状です。

ミルクが優先のティーミルクがロイヤルミルクティーの本質

牛乳をたっぷり使うことで、紅茶の味わいがぼやけのみやすいと感じる方が多いのが日本の紅茶飲みに少なくありません。

個人的な見解を言うと、この牛乳をたっぷり使うことで紅茶メインのミルクティーではなく、牛乳がメインのティーミルク状態な飲み物が今の日本のミルクティー事情の本質だと考えます。

紅茶の味がするミルクティーは外で喫茶ビジネスのお金をいただいているところで飲めるのはほぼありません。

紅茶の味わいがしっかりするためには牛乳が多いと難しいです。

以前にも触れましたが、日本の牛乳はホルスタイン牛で量はとれるけれど味の薄い牛乳しか取れません。

対してヨーロッパで使われている牛乳はジャージー牛で、量が少ないですが濃厚な牛乳が取れます。

濃厚な牛乳なので量をたくさん使う必要がないんですね。

そうすると濃いしっかしとした味の紅茶に、濃いしっかりとした牛乳を入れることで、紅茶の味がクリアであるにもかかわらず、牛乳で薄まることのないコクのあるミルクティーが飲めるから、イギリスで飲むミルクティーは美味しいんです。

本質的なミルクティーを作るのであれば、材料を見直すことをお勧めします。

まとめ

美味しいミルクティーは材料のすべてがコクの深いもの同士を掛け合わせているんですよね。

日本のシャバシャバしたミルクティーは、日本人の舌にはちょうどいいのかもしれませんね。

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