【ブレンド紅茶の伝承の守り人】各メーカー様の生命線をつかさどるティーブレンダーの使命とは

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

傾きかけていたシューズラックを新調しました。

今度のものはスチール製で天板もついた結構しっかり目のものです。

以前のポリプロピレンのものはティンバーのブーツの重さに耐えられなかったので、頑丈なものにしました。

玄関大分スペースとられてますが、使い勝手は良好です。

これまでに伝説級といわれる著名なブレンダーの方を紹介してきましたが、そもそもティーブレンダーってどんなことをしているんだという話です。

ティーブレンダーとは茶葉の鑑定士であり、ブレンド技術師です。

各メーカー様でお抱えのティーブレンダーがいて、各メーカー様のオリジナルブレンドを作るためというのは単純明快なようですが、毎年同じに作れればティーブレンダーという役職は必要なく、ブレンドレシピ通りに誰でも同じ茶葉をブレンドすれば済むはずです。

しかしこの「同じ茶葉」というのは紅茶にとってあり得ないことなんです。

毎年毎年大量の紅茶が生産されるわけですが、同じように乾燥、火入れ、仕上げをしたとしても、その時の湿度や気候、人手といったありとあらゆる作用で、毎年全く同じ物を作ることは不可能なんです。

そこで必要になってくるのは、毎年違う茶葉の中からブレンドに使った風味の紅茶を探し出してブレンド用に選定する必要が出てくるんです。

そこにティーブレンダーが絶対的に必要になってくるんです。

ティーブレンダーは1000種類以上の茶葉の違いをふるい分け、わずかな量の茶葉のかすかな香りや味わいを嗅ぎ分ける超精密機械のような繊細な感覚をもってして成り立っている役目なんです。

毎日毎日何百種類もの紅茶の鑑定をして何年も何年もそれを続けることで、信頼あるティーブレンダーへと成長していく過酷で誇りある役割なんですね。

そんな経験を積んだティーブレンダーたちが、毎年つい取られる旬の紅茶の茶葉から伝統のブレンドレシピの味わいを作り出すための茶葉を選定し、変わらぬ味のオリジナルブレンドティーを仕上げていくんです。

前述した絶え間ない努力と経験によって培われた知識が織りなすハイレベルな技術であり、芸術品なんですね。

各メーカー様が誇るブレンダーが仕上げる、ブレンドティーが織りなす深い芸術の味わいも是非ご堪能ください。

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