こんばんは。紅茶ほびっとです。
今日から10月スタートですね。
衣替えしようかなと思ったんですが、まだ長袖は暑かったです。
朝晩は涼しくなったといえど、まだ半袖が丁度いいですね。
さて、今年のクオリティーシーズンの紅茶が専門店様で出そろっていますが、品種改良も進んでおいしいお茶がたくさん出ていますよね。
専門店様で茶葉の商品説明をするときに、何の品種が使われていますよと記されているところも多くなっています。
特にダージリンは品種の説明がされることがよく身にするようになりました。
ダージリンの品種ってどのくらいあるんだろうということで、今日は品種について考察してみようと思います。
チャイナ種とクローナル種
主にダージリンの種類にチャイナ種とクローナル種の区別を見かけますが、原木種として扱われているのがチャイナ種、品種改良されたのがクローナル種と分けられています。
チャイナ種は中国から苗木を秘密裏に運んできてダージリンに植樹した、ダージリンが紅茶の産地たらしめる大事な種類です。
飲みごたえと甘い香りはダージリン特有の豊かな味わいを表現し、それは今でも変わらず継承されています。
対して、品種改良を重ねフローラルな華やかさをまとい、軽口で渋みの少ない現代人が好む味わいが多いのがクローナル種です。
需要に合わせて品種改良されたクローナル種はその数を少しずつ増やしてきました。
品種改良品の品種名
紅茶の品種改良は中国種とアッサム種と色々掛け合わせて作られます。
それぞれの特徴に良しあしがあるので、それのいいとこどりができるように作るんですね。
寒さに強い中国種にアッサムの力強い味わいを引き出せるような掛け合わせだったり、繊細な香りと味わいの中国種とふくよかな甘さのアッサムの掛け合わせだったりとか、色々考えてこうなるかなと試行錯誤しながら出来上がりを何年もかけて理想の味わいを目指すんですね。
仕上がった茶葉から理想の味わいが作ることができたら、そこから挿し木で繁殖させるんですね。
そうやって味のブレないクローンをつくることで、毎年良質の茶葉を摘採していくようになるんです。
これも何年もかけて品種改良を重ねるので、本当に今期の必要な作業です。
シェドゥーブル様のホームページにコラムとして載っているのですが、ダージリンのクローナル品種の一覧が載っているので、興味のある方はぜひ見てみてください。
https://chef-doeuvre.shop/blogs/column/varieties-of-tea-plant
上記リンクを張っておきますね。
まとめ
日本で販売されているダージリンのクローナルでもよく好まれる品種の茶葉があるようで、売れているダージリンは大抵その品種のようです。
専門店様のバイヤー様が嗜好に合わせて買い付けると、必然的にその品種の茶葉になるんでしょうね。
嗜好の違った味わいを買い付けたら、今までとは違う品種かもしれませんね。
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