【カップ&ソーサーのソーサーって茶たくみたいなもの?】ソーサーの驚くべき役割を知ってティーカップの原点を探ろう

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

僕の住処は雨もそこそこで澄んでいたのですが、いよいよ雨脚が強くなってきました。

予報では今夜を山場に乗り越えれば、また明日からは晴れが戻ってくるようです。

生乾きの洗濯物も一度洗いなおしてパリッとさせたいです。

皆さん普段紅茶を飲むときカップ&ソーサー使って飲んでますか?

普通に使っていれば何の疑問も持たずにそういうものだと思って、カップとお皿がセットになっているのが当たり前になっていますよね。

以前にも紹介しましたが、イギリスの日常ではマグで紅茶を飲むほうが一般的でカップ&ソーサーなんて普段では使わないことを記事にしました。

紅茶を飲むのにマグ一つ、カップ一つあれば問題はないはずなのに、なぜカップ&ソーサーとしてソーサーがついてくるのか。

結論から言うと一つにカップがポットの役割をしていて、ソーサーがカップの役割をしていたという説があります。

今でこそカップ&ソーサーという形が紅茶を飲むスタイルに定着していますが、このカップはホントの当初使われていたものは、取っ手のないボウル&深皿といった方が適切な形をしていました。

上流階級でもない限りポットは手に入らなかった時代があり、その時に淹れていた紅茶はそのボウルに茶葉とお湯を注ぎ、それを深皿に移して茶葉を除いて飲むという方法のためにボウルとお皿がセットになっていたんだそうです。

また別な解釈をしていることもあり、もう一方では熱すぎる紅茶を冷ますためにボウルの紅茶を深皿に移して適温にさせるというものです。

実際にカップから深皿に移された紅茶を飲む肖像画は何枚もあります。

のちのちボウルに取っ手が付けられてカップという存在へ切り替わり、深皿も平らなお皿へ変化していき、カップが起きやすいように堀のようにしたり、溝を掘るようにしたりカップを安定するようなスタイルへと変化していきました。

今ではこのような飲み方はしませんが、当時は礼儀作法としてまっとうな飲み方だったんですね。

現在ではあくまでデザインの一部ですが、こんな変遷があったんだと思うと面白いですよね。

現在のソーサーは平らに作られているので当時のような飲み方はちょっと無理ですね。

アンティークでティーボウルを入手できなくはないので、もし手に入れたら当時の情景を妄想しながら飲んでみるのも悪くはないんじゃないですかね。

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