【カップの温め】ただ温度を冷まさないようにするだけじゃない理由

紅茶の淹れ方

こんばんは。紅茶ホビットです。

11月が結構温かいなと感じていましたが、明日は雨降って気温も下がるようですね。

快適な気候もいつまで続くか分かりませんが、冬はちょっとづつ近づいてきているんでしょうね。

さて、紅茶を淹れる時に熱々の熱湯を使おうという話はしていますが、茶器も温めようといわれますよね。

紅茶の温度を下げないようにするのはもちろん、それだけじゃないのが茶器を温める理由があるんです。

今日は茶器を温めることについて考察してみようと思います。

紅茶の温度は冷まさない

まずは紅茶を淹れるのは温度が大事というところで、茶器を温めることでお湯の温度を少しでも下げないようにするのが目的の一つです。

何度かお伝えしていますが、中国の工夫式は茶器も熱湯ジャバジャバかけて、お茶も茶器も持つのが大変なくらい熱々の状態でお茶を飲みます。

茶葉の成分を最大限に引き出して美味しいところを余すところなく頂く技術が、熱々を維持する理由です。

渋いのが嫌で温度を下げる淹れ方がトレンドになっていると記事にもしましたが、個人的には渋みがあるこそ甘味や旨味が引き立つわけで、全体のバランスを調整できない人のための淹れ方だと感じています。

上手に淹れられるのであれば熱湯を使い茶器も熱々で淹れてみてください。

香りの広がりもより良くたつ

紅茶を飲むときに温度がさがると何がもったいないかというと、断然香りが落ちます。

せっかく茶器を温めて美味しく紅茶を淹れられたとしても、カップに注いだ時に紅茶の温度が下がると、香りが広がらなくなります。

それがよくわかるようにカップを比較して紅茶を淹れてみると、温めないカップで淹れるのと熱くしたカップで淹れるのでは香りの感じ方が全然変わります。

蒸気にのって香りが広がるのですが、カップに熱がとられることで温度が下がると、下がった温度分蒸気が減り、香りの広がりも同時に減ります。

熱が高ければ高いほど香りも強く広がるので、何度かお伝えしていますが、香りが命の紅茶では暑さが命でもあります。

カップを温めることはそれだけ重要なんですね。

まとめ

このところ温度いついて注目していることがおおくなっていますが、僕の見解としては紅茶はやはり高温であることが非常に重要な点だなと感じているからです。

味だけに注目すると先ほども述べたように、温度を下げればわかりやすく渋みが減るかもしれません。

代わりに何が減るかというと香りが減るという相関関係があるということもお伝えできればいいなと感じています。

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