こんばんは。紅茶ホビットです。
朝はじめっとして気温の割には暑苦しく感じましたが、夜は大分涼しい気候になりましたね。
気温の上下はこの先もまだ落ち着かないようですが、しばらくは身体が楽になりそうです。
熱いお茶も今日はめちゃ美味しく飲めましたね。
そろそろミルクティーをがっつりいただきましょうか。
先日イギリスはUKであってイングランドだけじゃないんだよ、というややこしい話をしました。
そのお隣アイルランドは、もともとイギリスから紅茶を仕入れていましたが、時代の流れとともに独自ルートで紅茶を輸入し、紅茶文化を形成していきました。
今日はそのアイルランドについてみていこうと思います。
アイルランドはヨーロッパの中でも最も紅茶を消費する国に一つで、国民一人当たり1日約3杯の紅茶をのみ、年間約3㎏の茶葉を消費するといわれています。
アイルランドの水は軟水なので紅茶を飲むのには最適なんですね。
アイルランドの紅茶の歴史は18世紀にイギリスから輸入されてから始まり、庶民に至るまでみんな紅茶を飲むようになります。
しかし、第二次世界大戦後にイギリスからの紅茶の輸入がストップし紅茶が供給されなくなってしまいます。
そこでアイルランドは紅茶輸入会社を設立し、現地から直接紅茶を買い付けるようになったんです。
それに伴い「紅茶条約」なるものも結ばれ、アイルランドは輸入される紅茶のすべては直接現地からの輸入のみというのが義務化されてしまったんです。
しかしながらこれがきっかけでアイルランドは独自のブランドの立ち上げることにもなったんですね。
もともとアッサム紅茶を輸入していたアイルランドでしたが、のちにケニア紅茶の方がアイルランドの水質との相性も良いことから次第にケニアからの輸入が増え、どのブランドでもケニアがブレンド紅茶の主流となっています。
アイルランドのメジャーなブランドは、「バリーズ」「ビューリーズ」「ライオンズ」などのがあり、100~200個入のティーバッグでたっぷり飲めるように販売されています。
紅茶の水色も味もしっかり濃く出るので、やはりたっぷりのミルクを入れて飲むのがアイリッシュスタイルです。
自宅で飲むときはもちろん、ピクニックやキャンプでもそれは変わらずどこでもミルクティーを楽しむことがアイルランドの紅茶の楽しみ方です。
日本でもケニアの紅茶は手に入りやすいので、アイリッシュ風に濃く紅茶を淹れて、たっぷりのミルクでお茶をするのもいかがですか。
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