【イギリスだからこそ作り出せた素材】乳白色の美しいテーブルウェアは手に入らなかったゆえの知恵の結晶

紅茶の文化

こんばんは。紅茶ホビットです。

近所で買っていた卵10個パックの値段が30円もアップしてました。

いよいよインフレの大幅上昇が始まるのでしょうか。

ちょっと大げさでしたね。

ただコロナで収入が減ってることも考えると、値上げも企業としては考えざるを得ないですよね。

だって安売りしてたらどんどん収入減っちゃいますもの。

行政に頼れる兆しが見えない業種は自分たちの手で生き抜くしかないですものね。

このブログを書きながらいつもお茶飲みつつなんですけど、お気に入りのティーカップをその都度気分に合わせて使っているんです。

僕は特にイギリスのブランドが好きで、ウェッジウッドにロイヤルクラウンダービー、スポードにシェリーと可愛さ目当てで集めてました。

ちょっと散財しすぎたんで今は蓄財に移行してしまい、収集活動は自粛中なんですけどね。

それはともかく、イギリスで作られるテーブルウェアはヨーロッパの中でも色合いが独特で皆さんもご存じの通りボーンチャイナが主たる素材ですね。

マイセンやジノリ、ヘレンド、ロイヤルコペンハーゲン等々のおなじような白磁のテーブルウェアとは色合いが違っていますよね。

前者はボーンチャイナと呼ばれ原料に牛の骨の骨灰を含んでいる磁器に分類されています。

対照的に後者はカオリンまたはカオリナイト呼ばれる粘土鉱物が原料の磁器に分類されています。

これらの白磁器は中国や日本の美しい磁器を何とか自国で作り出すために、材料を探し出し作り出したのがもととされています。

本来イギリスもカオリンがあればそれに倣っていたのでしょうけど、白磁を作るための原料がイギリスではほとんど入手不可能だったようなんです。

イギリスではバーレイやエマブリッジウォーター、ブラウンベティなんかの陶器の材料は豊富なんですけどね。

しかしながらそれが功を奏して原料に牛骨灰を白色原料として磁器を作る発想を得られたんですね。

ボーンチャイナは磁器用の粘土素材より粘り気がない分成型が難しが故の高い技術と、白い素地のなめらかな手触りが世界で高い評価を得られるようになったんですね。

カオリンを使わない牛骨灰の色成す乳白色の明るい色って、紅茶の紅をより艶やかな紅に魅せてくれると思いませんか。

この素材に僕は虜になってしまったんですね。

それぞれのブランドでデザインや色合いの個性が出ていますけど、ボーンチャイナはめちゃ好みですね。

他と同じことができなかったからの、他とは違う個性が出たっていうところにも魅力を感じます。

目指す目的は一緒でも、方法は探せばいろいろ見つかるもんなんですよね。

こういった努力の結晶ってホントシンプルにすごいって感動です。

美味しい紅茶をさらにおいしくしてくれるテーブルウェアに改めて感謝です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました