【アッサムセカンドのシーズン】モッタリとしたコクの濃厚な紅茶

紅茶の知識

こんばんは。紅茶ホビットです。

何か月かぶりに一日通して涼しい日でしたね。

雨だったのである程度湿度があってジトっとしてましたが、今までに比べたら格段に快適でしたね。

さて、各専門店様ではアッサムセカンドフラッシュが発売され始めましたね。

アッサムの濃厚な味わいはこれから寒くなる季節には美味しく感じる紅茶ですよね。

今日はアッサムの魅力について考察してみようと思います。

モルティ―フレーバーの豊かな香り

アッサムの特徴の一つとして、モルティ―フレーバーといわれる豊かな麦芽香が挙げられます。

モッタリとした甘い香りはウイスキーのような印象ももたらしてくれます。

水色の強い赤や、味わいの深いコク、渋みのしっかり効いた飲みごたえは紅茶の中でもかなりボディーを感じます。

インドの生産地の中ではダージリンやニルギリとは違い、香りや甘味や飲みごたえ全てにおいて濃厚に感じるのがアッサムです。

味わいの輪郭がくっきりしているので、紅茶の味が鮮明に印象に残りやすいのではないでしょうか。

フルリーフとCTC

アッサムではCTCの茶葉が主流に作られていますが、日本に入ってくるアッサムはフルリーフの茶葉を見かけることができます。

アッサムは紅茶産地の中でもイギリスが植民地にして統治していた時代に紅茶産地として産業が発展した地域です。

イギリス人が求める紅茶の味は早く濃く出ることが重要ですから、必然的にCTCの生産量は多くなりました。

フルリーフの紅茶はアッサムの質の良さを分かってもらえるための茶葉という位置付けでしょうか。

完全にすべてがCTCではないんですね。

質の良さを優先するフルリーフは必然的に製茶作業も注意を払う必要が増えますから、製造コストは上がります。

日本ではフルリーフが紅茶の優良品という価値観があるので、クオリティーシーズンの紅茶はアッサムでもフルリーフを買い付ける専門店様がほとんどです。

おかげで日本では飛び切り上質なアッサムの香りと味わいを楽しむことができます。

まとめ

日本ほど紅茶の茶葉のクオリティーが高いものがそろっているのはなかなか珍しいのではないでしょうか。

ストレートティーで飲むのが基本なので、渋みがあるのはなるべく避けたいというところでしょうか。

おかげで毎シーズン本当に高品質な茶葉が手に入りますね。

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