【うまくいかない地域の紅茶産業もある】知られていないが衰退する茶業が南アメリカにある事実

産地の特色

こんばんは。紅茶ホビットです。

今日は雨予報も出ていましたが、何とか曇り空で乗り切りましたね。

洗濯物が乾いてるのはとっても大事です。

生乾きの匂いがあるかどうかでテンションの上がり具合が違います。

紅茶業界も色々な手法を用いて業績を伸ばしていこうという企業努力たゆまぬところが多いですが、残念ながらすべてがうまくいくということはないです。

うまくいっていないところはスポットライトが当たらないのが世の常ですが、今回は衰退の一途をたどる地域もあるということを知るのも大事ではないかと思い取り上げました。

その地域は「南アメリカはブラジル」です。

僕自身全然全く知らなかったのですが、ブラジルにレジストロというところがありそこで紅茶を栽培しているんです。

ブラジルの紅茶栽培の起源は1920年代に日本人の入植者が緑茶栽培を始めたことがきっかけだったようです。

緑茶と紅茶の両方が栽培されたようですが、やぶきたや中国種の茶樹の試験栽培がされたところ紅茶の方は土地になじまなかったようで、やぶきたが日本人入植者のためにそのまま栽培されるに至ったようです。

のちに1935年ごろセイロンから茶の種を発芽させ商業用に栽培を開始したようなんですね。

しかしながらブラジルはコーヒーの生産・消費が圧倒的に強い国なので、紅茶を自国で飲むことがないため品種改良自体がされることがないため、クオリティーは圧倒的に低いようです。

茶葉自体はブロークンタイプで作られ、大半がアメリカへ輸出され、工業用にリキッド紅茶や紅茶シロップの原料に使われたり、商業用にフレーバーティーのブレンド茶ばとしての用途がメインのようです。

世界中で低価格の紅茶が作られている中、人件費や物価高騰の影響で競争力も強くないレジストロはこのまま消滅してしまうのではないかというところのようです。

産業自体が必要とされて発展したわけではないのでしかるべき結果なのかなと感じますが、自国で消費されていないのであれば衰退するしか道はないのでしょうね。

こういったところもあるんだなと知っておくことも今後の紅茶の発展には必要かと思います。

美味しいお茶が飲めることに改めて生産してくださる方から始まる、あらゆる紅茶に関わる関係者様に感謝です。

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